コンタックスT3は、永遠の最新鋭フィルムカメラ。虜になる完美な色彩。

CONTAX T3

CONTAX T3を使ってみると、自然と虜にされている事に気が付く。描写力やコントラストの豊かさがあるのは勿論のこと、現像後に出てくる写真の品位ある美しさにすぐに魅了される。しかもその品位はカメラの佇まいにも厳存しているのである。その洗練されたデザインと使い勝手は、持つ者すべてに満足をもたらしてくれる事この上ない。

T3は最新鋭の高級コンパクトフィルムカメラとして2001(平成13)年に産声をあげた。市場全体のフィルムカメラの出荷台数をデジタルカメラが上回ったその年の事。足元でデジタル化の波が押し寄せる中で発売された力作だ。

失われた20年と呼ばれたこの時期は、デフレ不況の只中。2005年には京セラがカメラ(コンタックス)事業から撤退する事となった。事実上、遺産とも言える渾身、最高のカメラである。それを今も使える喜びは何にも変えがたい。

CONTAX T3は、その色彩に惚れる。虜になる。

枯草のなかの芽吹き。はっきりと捉えることが出来る。

CONTAX T3もバブルとは程遠き不況の頃の製品だとは言え、80から90年代の輝かしき高級コンパクトフィルムカメラの系譜を引き継いでいる。そのDNAはまさに所有する喜びと使う喜びを両立している。実用的でありながら奢侈しゃし的でもある工芸品としての立ち位置。刀剣と同じくそれは実践を兼ねた美術品である。あの頃の輝きを、今少しずつ取り戻したくなる。

手に馴染むコンパクトさは魅力。

レンズには、圧倒的に美しい描写性で名高いCarl Zeissカールツァイス社製、Sonnarゾナー T* 35mm F2.8を搭載。ボディには強度が高く、腐食に強いチタン。ファインダーには傷がつきにくくクリアな硬質ガラス。シャッターボタンには感触が変わりにくい多結晶サファイアが採用されている。またミニマルでスマートな外観は、高品位に溢れ、所有欲を完全に満たす。

起動するとレンズが飛び出す。

起動はワンタッチで行える。当時のコンパクトカメラの常識を超えるくらいにAFオートフォーカス性能の信頼感も厚く、素早い。同じくコンタックスT2TVS2からすれば革新的製品である。特に外観の小型化は、常に持ち歩けるカメラとして大きく前進した。その質量は230gと比較的軽量。

しかもシャッタースピードは最速で1/1200秒ともなり、他の高級コンパクトカメラからしても最速の存在。この強みを活かして、ISO400のフィルムでも晴天下で使うことが出来る優れものだ。またアダプターを介してNDフィルターまで装着できるため、更にその長所を伸ばすことが出来る。三脚を用いれば最長16秒の露光も可能となっている。より本格的な撮影。夜間の光跡撮影などにも力強い存在となる。

道具というよりも、身体の一部となり得るカメラ。

その思想として、機械操作を可能な限り肌感覚に近づけて、直感的に撮影してほしい。思考よりも感覚に頼ってほしい。そうした意図が感じられるカメラである。その写りは勿論この上なく素晴らしく、スナップが一層楽しくなる。現像された写真を目にすれば、それはもう至宝。

スナップが、より楽しくなる。

直感的操作。具体的には、電源ボタンが独立しておらず、プログラムオートで電源を入れる。絞り変更の際は、ダイヤルボタンを押しながら回転させなければならない。そして、測光がAFと同時に行われること。そうしたところから、オートで頻繁に使用されることを意図していると感じる製品である。

より直感的に。敢えて思考せず。

操作感もそうなのであるが、その外観も特に素晴らしい。カメラという道具であることを意識させない、洗練された美しさがある。しかも手に馴染むコンパクトさは、益々撮影者の身体の一部として機能する存在となる。写真が残るためにはそこにカメラが無ければならない。その瞬間を切り取るという行為を必然のうちに実現するカメラなのである。

Minolta TC-1と同様、素晴らしくコンパクト

ジーンズのポケットなどにも十分にしまえ、次に出かけるのが楽しくなる。手ぶらながらフィルム写真が撮れる幸福感。スマートフォンと同じ感覚で携帯できる点は非常に強みになる。昨今、「コンデジを持つくらいならば、スマホで十分だ。」という時代となった。小型で更に写りも良いコンパクトフィルムカメラは、スマートフォンと差別化された価値観を持ち込むことが出来る。

出かけるのが、楽しくなるカメラ。

…このカメラは『持つ喜び、使う喜び、すばらしい写真を手にする喜び』の基本思想のもと、普段はごく簡単に撮影ができ、ここぞというときには撮影意図に合わせた撮影が出来るカメラです。…

CONTAX T3取扱説明書より

まさにコンセプト通りの製品に仕上がっているT3。彼は写真の醍醐味を小さな体一つで実現し、また提供してくれる。もしも初めての一台で購入してしまえば、その存在にぞっこん。他者に浮気をしようとしても、きっとその存在の素晴らしさに舞い戻るというものである。

35mm単焦点レンズは、スタンダードを極める。

自然体のままで撮影できる感覚を生み出しているのは、操作感だけではない。35mmmという焦点距離も良いのだ。この画角では、近すぎず、離れすぎず、絶妙な距離感での撮影が可能になる。世の中のレンズの”ど標準中のど標準”が35mmか50mmであると言われている。

自然な画角で、写真を撮ることが出来る。

パーソナルスペースなどを考慮しても、35mmは確かに素晴らしくスタンダードオブスタンダード。とてもスナップしやすい画角である。視野のイメージとしては、街をただ漠然と歩いている感じだ。時に目を引いた被写体にカメラを向けると、説明的すぎず注目した写真が撮れる。

しかも寄ろうとすれば、最短撮影距離35cmまで近寄れるのである。旧型のT2であれば70cmという距離を開けなければならなかったが、それと比べても物撮りも比較的行いやすい。テーブルをはさんだ人物写真ポートレート料理写真テーブルフォトなんかも可能になってくる。相手の自然な表情と説明的状況を多少含めた写真が撮れるのだから万々歳である。

CONTAX T3の作例

高級コンパクトカメラの中でも、T3にしか出せない色合いというものが存在する。この機種を手にした誰もが、この色彩に惚れてしまうであろうこと請け合いである。作例は全て、Fujifilm PREMIUM400というネガフィルムで撮影した。

コンタックスT3の使い方と外観

ファインダー内部。ブライトフレームファインダーとも言い、周囲の状況も視界に含まれる。構図枠が薄く透明であるため、時として分かり難い事がある。より直感的な撮影を求められる。

より直感的な撮影に向くファインダー内部。

シャッターボタン半押し時、ファインダー内部の表示ではシャッター速度がとても分かりやすい。また近接マークが出れば構図の枠を小さいほうで確認する。●が点灯すればピントが合焦。

新進気鋭のCONTAX T3を、今こそ。

電源のON/OFFは上部のダイヤルをひねる。

ダイヤルをひねるだけで電源を操作できる。ダイヤルは比較的硬く、収納時に誤動作することはない。Pに移動するだけで電源が入る。収納マークに戻せば切れる。

上部の右端のダイヤル。Pで起動。

Pと2.8の間にだけストッパーがある。中央のボタンを押しながら、ダイヤルを回す。

中央部の突起ボタンを押しながらねじると、絞りの操作が可能になる。Pと2.8の間にストッパーがあり、その間を移動する時のみスイッチ操作が必要になる。

フィルム装填も容易。自動巻き上げでお悩み無用。

初めてのフィルム装填でもその使い方は簡単。❶レバーで開蓋。ただフィルムを置く。❷オレンジ線までフィルムを引く。❸ただ蓋を閉じるだけ。

❶レバーを引き、開蓋する。

❷フィルムを装填し、橙線までフィルムを少しだけ引く

❸蓋を閉じる。あとは自動でセッティング。

撮影枚数が終われば自動的に巻き上げがはじまる。巻き上げの際は、上部液晶の枚数表示が段々とカウントダウンを始める。0になるのを待ってからレバーを引き、回収するのみ。このように撮影からフィルム制御までを全自動オートマチックで行う。

液晶にフィルムカウンターと電池などが表示。

電池交換は常備するコインで。電池はCR2。

開蓋のコイン使用は勝手に開いたりすることも無い為安心感がある。また常備するコインは、外出先での電池交換の際もスムーズ。電池消耗も少なく省エネな為、手間が殆どない。

使用する電池はCR2蓋を閉じるときは押し込みながら捻じる。

T3の良いところ。電池の残量も液晶に表示されている為、準備も万端に撮影に挑むことが出来る。

起動時のストロボ発光禁止。ホームポジション変更。

起動時のストロボモードのホームポジションを自分好みに変更することが出来る。これは購入後すぐに行いたい設定でもある

起動時、上部ストロボボタンを長押し。

起動時に、上部のストロボボタンを❶点滅まで長押しし、❷好みのストロボモードを選択。❸そして点滅が消えるまで約8秒ほど待つか、シャッターを半押しするか、電源を切るだけ。これでホームポジションが変更され、起動時にストロボの設定が戻らないようにできる。

手振れを防止。カスタムモード変更の方法。

カスタム機能を変更することで、自分好みに設定を変更することが出来る。これも購入後すぐに設定しておきたい項目である。その中の一つに「レンズ繰り出し時期」というものがある。これはシャッター押し込み時、シャッターが切れるまでのタイムラグを軽減できる。

電源OFF時、ストロボとモードボタンを同時長押し。

電源OFF時に、❶ストロボ・モードボタンをCF表示まで同時に長押し。❷モードダイヤルを回し数字側を変更。❸モードボタンでアルファベット側を変更できる。❹そこで「2b」というモードを選択。❺シャッターボタンを押しこめば設定が完了する。

フィルム確認小窓、DXコードが利点

撮影後にフィルムを使いきった後、新しいフィルムを再装填したかどうか。そうしたちょっとしたことが大きな失敗に繋がることがある。装填していないと間違った記憶によると、蓋を開けてしまってフィルムに感光してしまうガッカリ。はたまた装填していると間違った記憶によると、無駄なシャッターを切ってしまって、チャンスを撮り逃すガッカリ。この両方に苛まれるのである。

フィルムの存在、小窓で確認。

カメラに装填されたフィルムの存否を確認できる小窓の存在は、そうした失敗を減らしてくれる。たったこれだけのことなのに、大切な”写真を残す”という行為への恩恵は計り知れない。またフィルムのDXコードに対応しており、ISO感度などは自動設定されるため、ユーザーによる思い込みなどを排除してくれる。

レビュー:CONTAX T3はシンプル。だから写真が深化する。

写真は構図を練って、頭で考える事も多い。実際に考えに考え抜いた写真というのは確かに素晴らしい。しかしもっと自然に、”何も考えずに感覚に任せて撮る”というシンプルな方法はより写真を深化させる。

よくよく考えるとシンプルであればあるほど奥深いもの。スポーツやテーブルゲームなど多くの場合、ルールは確実に誰もが愉しむために必要ではあるが、それが複雑すぎるものよりは、より簡略化されたもののほうが実は面白いものであったりする。

T3。よりシンプルに、感情に任せて。

閑話休題、勿論構図などを完全に無視するという訳にはいかないであろうが、より直感的に自らの「い」という価値観を持って被写体に向き合うことが出来れば、写真として自己の本質が投射される事になるのではないだろうか。それが写真の一つの価値でもありそうだ。そして更に共感してくれる他者が居れば、なお幸運な事ではないだろうか。

それを実践することが出来る。その感覚を研ぎ澄ましてくれるカメラが、コンタックスのT3である。操作も焦点距離もより自然に、より感覚的に、ただ己の感性のまま撮影することが出来る。目で見たものを撮るというシンプルな行為が、写真を深化しんかする。

iphoneX。同じような構図で撮影。

ところで、同じ場所でiphoneXでも撮影した。並べるとその質感の差異は歴然なのであるが、iphoneXでは黄、緑、橙の描き分けがあまりできていないように感じる。しかしフィルムは些細な色彩の印象、そして立体感を肉眼と同様に切り取ってくれる。同時にそれがこのカメラであるからこそ、なおの事そのように感じるものなのである。

T3の特に優れたポイント

その色彩が、映える。

T3の魅力は、使った者が虜にされるほどのコントラストと色彩の鮮麗さにある。その絵を見てしまえばイチコロである。より直感的な操作系とプログラムオートの優秀さも良い。そしてスマートでミニマル、コンパクトで洗練された外観。ON/OFF時の静粛さ。これは他者に対する威圧感の無さにつながっている。システムのどれをとっても素晴らしい。

そしてシャッタースピードが16秒から1/1200秒まで使える事で、フィルムや撮影環境の幅が広がる事。そんな風にあらゆる状況を卒なくこなすシンプルカメラであることが長所だ。

その陰影が、映える。

圧倒的に自動化され、構えて撮るだけという直感的な撮影は、もしかすると「写ルンです」の究極の上位互換であると言えるかもしれない。何かを意図した時には撮影者の思想を反映できなくもない。そんな素晴らしいカメラに仕上がっている。

T3の苦手とするところ

狙った絞りで撮影せんとするときに、ボタンを押しながらダイヤルを回転させなければならない点は少しの不便であった。しかし、やはりここはP(プログラムオート)というのをマメに使って遊びたいカメラ。そうするとこのカメラの真価を発揮する。そうしたスナップ写真は、最高の環境で撮影させてくれる。しかも、最高の描写によって。

構図を考え、狙った絞りでも撮影可能。

それからファインダーが広く、透明の枠であるがために構図が決めにくい事がある。ただし視野が開放的であるために、枠外の状況を確認しながら撮影できるという点は長所でもある。その為、流し撮りなども比較的し易い。慣れると、大した問題にはならないところである。

タイムスタンプは、データバックかT3Dで。

このContaxT3という型番には、タイムスタンプ機能が付いていない。もしも今は懐かしい日付を刻印する機能が必要ならば、データバックが必要になる。別売りでT3用のデータバックを購入するか、そもそも最初からデータバック付きのモデルも存在している。ContaxT3Dという後期モデルを購入すると、デフォルトでこの機能が使えるのでオススメ。

コラム:やはり、モノには魂が宿っているのだ。

T3は、魂を感じる。

モノには魂が宿る。それは作り手と使い手、双方の想いやそれを形作った万物に対する感謝を持って、我々はモノそのものを大切な存在だと見る傾向にある。

古今東西、物作りというのは、作り手の想いというものも重要な要素であり続けている。勿論そこには使い手の存在も息づいていなければならないし、素材や環境に対する感謝や崇敬の念も忘れてはならない。

しかし近年そのバランスが少しずつ変化。 経済や消費という行為に、より重きが置かれている。これは比重の問題なのだ。無限に湧き出す欲望。そこに供給する商品としての価値が重要視され、作り手のモノに対する想いは度外視されているような感覚を覚えるのである。

昨今では情報化が進み、ビッグデータと呼ばれる消費行動の蓄積が、新たな価値として浮上している。製品について、消費者対話型のアップデートを繰り返す。何か問題があればすぐに情報を企業に送信し、企業はそれを分析する。

しかしそうしたユーザー・消費者本位の要望の追求が、全体の利益になるとも知れず。しかもその全体の利益 (私的利益の総和) が、公共の利益(皆の為になる利益)と相剋そうこくする事もある。そんな時に忘れてならないのは、やはり作り手の想いでは無いだろうか。

基本設計や思想、コンセプトは製品にとって核心であり、存在意義としてのアイデンティティである。そこに魂が吹き込まれ、また使い手によって更に想いが重ねられ、育つ。名品だと呼ばれてきた数々の製品には、明らかにその傾向を感じるのである。

かつてカメラは特別な存在であった。それは作り手の想いと使い手の想いが結実する存在であったからだ。高級コンパクトフィルムカメラの取り扱い説明書の一丁目一番地には必ずと言って良いほど、基本コンセプトが明記されていたものだった。時は流れ、現代においては説明書もより簡易的になり、パンフレットに踊るのは、シンプルなキャッチコピーのみ。それもまた時代である。

T3は時代の流れに抗うかのごとく、高級コンパクトフィルムカメラの最後の砦として誕生した。そして、開発者の意思をダイレクトに感じることができる名機である。徹底的に考え抜かれた製品で、叩き上げられたもの。ユーザーの不満を予想しながらも、独自のスタイルを確立させんとする確固たる意思が、存分に感じられる製品だ。

使えば使うほどに納得する。「やはり、モノには魂が宿っているのだ」と。

小京都・日田×コンタックスT3

全国に小京都と呼ばれる場所はいくらもある。九州において周辺の有力外様大名のお目付け役でもあった西国筋郡代さいごくすじぐんだい。天領・日田は幕府にとっても重要な地であった。今でも江戸時代に栄えた商家が多く残っている地。風情ある町並みをT3を片手に巡るのは実に楽しい。

街を歩く。ただそれだけで好い。出来るだけ考えず、感じるままに撮る。

コンタックスT3となら、そんな風に贅沢な時間を送ることができる。時間という尺度は誰しも平等のはずなのに、その過ごし方は千差万別。ゆっくりとした時間をこのカメラと過ごしたくなる。

CONTAX T3という財産。写真という財産。

T3は、遊ぶ財産。

お金はとても大切なものである。しかし価値の指標ではあれど、本質ではなさそうだ。第1次世界大戦後において、ドイツ、時のワイマール共和国ではハイパーインフレーションによって、それまでの貨幣が紙くず同然となった。そんな時に価値を持ったのはやはりモノである。

金融が安定しているように見える日本でもデフレやインフレという貨幣価値や物価の変動は常に起こっている。財産は実はお金だけではない。考えようによっては、知的財産である写真やモノとしてのカメラやレンズも同様に価値を持っているのである。取引の流動性は低いとはいえ、これらの資産の良いところは、他にモノとしての本質を持つところである。写真を愛でる事も、それを撮ることもできるのだ。

特に高級コンパクトフィルムの中でもコンタックスT3は、今やその価値を維持するどころか高騰させている。それはまさに資産的価値を持つものである。時代はフィルムからデジタルへと変遷する中で、フィルムカメラはそのほとんどが中古市場でのみの取引に落ち着いた。

日本の経済が上り調子であった高度経済成長期、アメリカでの投資で恐れられ、ジャパンアズナンバーワンと称された。あの頃のアメリカと同じく、日本産の優良なフィルムカメラは今、海外でも人気が勃興ぼっこうしているという。過去の名機たちも相当にお買い得なフィルムカメラ。勿論、資産と呼べるような価値を持つものは少ない。しかもフィルムカメラはランニングコストがかかるのである。

しかし、高価な新品のデジタルカメラを買うという行為と新品同様の名機とよばれたフィルムカメラを比較的手頃に買うという行為は、同等の意義をもつ気がしている。トータルコストとして先に払うか、後に払うかの感覚の違いにすら思えてくるのだ。フィルムカメラを楽しむという行為は、さながら資産を用いて、新たに知的財産を生み出す。何かそんな面白さでもあるのかも知れない。

いやいや写真というのは人生にとって、貨幣にすら変えられない価値を持つ圧倒的な財産なのである。だとすればT3は、特に優れたる財物であるということができる。そしてそれを所有できる喜びは計り知れない。

特にそれが使えば使うほどに愛着が増すコンタックスT3なら…。

相性抜群。ピークデザインのカフリストストラップ。

すっきりとしたカメラには、すっきりとしたストラップで。T3には、ピークデザインのカフリストストラップを。

信頼できるストラップがあればこそ、カメラの運用も楽になる。しかも手振れ防止にも一役買う。また見た目もT3とばっちりと合う相性の良さ。いつでも取り外すことが出来る事で、収納の際にも嵩張ることが無い。しかもアンカーさえ付けていれば、ストラップ一本でその他のカメラとも共用できる。カメラ数台を運用する場合にも、とても重宝する。