TPOのベストなカメラ&バッグ選び!公共交通機関で旅行編。

ライフスタイル

旅行には必ずフィルムカメラを持参し、思い出を撮影するという方策を採っている。でもやはりデジタルで素晴らしい風景を撮影したくなることも必定。

「デジタルはよそ行きの顔。作品を残す。」「フィルムは日常の顔。思い出を残す。」そんな風に表現としての方法を考えている。また写真の記録媒体もデジタルとアナログという二つの選択肢があればこそ、お互いが補完し合い、バックアップを取る事に繋がる。

公共交通機関のみで大阪、そして奈良へ。

いつも旅行の際は持ち物に気を配る。何故なら旅行の友でもある写真を「如何にして撮るか。」という部分が非常に重要になってくるからだ。

難波で乗り換え、奈良へ。

もしも私が上記のような目的でないなら、きっと身一つという具合で旅行へ赴くのだろう。写真を撮るにしても、レンズを全部持っていくという方法を取れば、今回のような新幹線での移動で現地でもレンタカーを使う訳ではないなら、荷物として邪魔になるのは目に見えている。

なので今回はできるだけ多くの選択肢を用意しつつ、それでいながら旅行全体の邪魔にならないような荷物を選別することにした 。

カメラは何を持っていくのか。 旅行での最強装備。

  1. Minolta TC-1
  2. Canon EOS5Dmark4

メインのカメラとなる、とっても頼もしい存在の二つ。一つはデジタルの王道。一つはコンパクトフィルムの精鋭。

【コンパクトフィルム】Minolta TC-1

Minolta TC-1で撮影した大仏殿の鹿。

コンパクトフィルムTC-1の凄さは、世界最小コンパクトフィルム(タバコひと箱ほど)でありながら一切の妥協せぬ描写力にある。だからこそ、旅には絶対に欠かせない相棒の一つ。

そのカリカリとした解像感は、一眼レフのレンズさえも凌駕している。しかも相手がズームレンズともなれば、その事実を確実なものとする。スナップが楽しくなる逸品だ。

【デジタル一眼】Canon EOS5Dmark4

Canon EOS 5Dmark4/EF16-35mm F4L IS USM で撮影した奈良監獄。

デジタル一眼のEOS5D4の性能は言わずもがな。ズームレンズの特性を最大限活かそうと考えるなら、やはり彼を用いて構図を練りながらじっくりと構えて撮りたい。私の撮影姿勢からするとスナップ写真とは対極に位置づけられるフルサイズ一眼レフカメラだ。

もちろんこの旅でも活躍してくれたのだけれど、特に私がメインと捉えていた旧奈良監獄の撮影に至っては、この存在なしに室内での撮影がままならなかったであろうと思える。

そんな暗さでの撮影、ISO感度も大きく上げたことはあったが、それにも関わらず写真の画質はその体裁を保ち続けてくれている。しかも写真を自分のPCのデスクトップの壁紙にしようなどと考える時には、やはり頼もしい存在である。

  1. Nikon FE
  2. FUJIFILM チェキ instax mini 90
  3. SONY RX0
  4. GoProHERO6

そして、サブのカメラ。4台と多いようだが、どれもコンパクトなのでかさばらない。動画、デジタル、フィルム、インスタントに対応できるオールスター。

【フィルム一眼】Nikon FE + Ai Nikkor 105mm f/2.5S

Nikon FE + Ai Nikkor 105mm f/2.5S

とにかく素晴らしい描写で思い出をたくさん残す事が出来るフィルムカメラ。105mmのレンズのみを持って行った為、フィルム写真の望遠はすべてこの一台に任せて自分の好きな部分だけを切り取ることが出来た。

【チェキ】FUJIFILM instax mini 90

旅行で撮影したチェキ。

旅行の際は持ち歩いているチェキ。3台所有している中で、今回は一番コンパクトなinstax mini 90をチョイス。白と黒の2種類のフレームを使用した。

チェキの素晴らしさは、なんといってもフィルムでありながら撮ってすぐに確認、見て楽しむ事ができるところにある。そして家に帰ってからは、それを部屋に飾る。何度も何気無い日常の中で見返し、思い出に浸ることが出来るのである。

広角なので、建物の全体像を捉えることが可能だ。その為、望遠のNikon FEと使い分ける事としている。

【コンパクトデジカメ】SONY RX0

【コンパクトデジカメ】 SONY RX0

手のひらにすっぽり収まるほどの極小カメラ。人目に全く付かず、片手でも撮影することが可能。スマホで撮るよりも威圧感が無い。さらにRAW現像さえもできるのだから驚きだ。しかも、防水・耐衝撃のタフなやつ。どんな過酷なところでも持っていくことが出来る安心感は最高。

【アクションカム】GoProHERO6

奈良少年刑務所、旧奈良監獄の赤レンガ

動画はゴープロで撮影。小型なので、旅行には必ず持っていく。その場の雰囲気や会話など、思い出を残すことが出来る。写真と動画の兼用はおすすめ! これは写真ではなく動画を切り抜いたもだが、写りはとても良い。旧型ではあるが、その性能に満足している。 自動露出補正を使い、暗い場所も良く撮れる。風防スポンジを付けたことによって、音声もクリアになった。

収納するバック類を考える。

これらの機材をどれに収納するかというのはとても気を遣うところ。公共交通機関では足の間に荷物を置くにしても、やはりある程度の大きさでないと窮屈すぎる。

バックパック(カリマー:セクター25

荷物やお土産を入れる大容量のバックパック。肩と腰で支える為、負担が少ないというメリットがある。とっさに取り出しにくいので、使用頻度の低いものを収納する。

ショルダーバック(ニコン✖ミレー:アクティブメッセンジャーバックⅡ

カメラを取り出しやすく、スナップに丁度良い。

1泊2日で使用したフィルムの総数は?

曇り空や室内など幅広い場面で活躍する、富士フィルムのネガフィルムSUPERIA PREMIUM400で主に撮影した。36枚撮りを使用する事で、フィルム装填の時間を短縮する。

撮影したフィルム総数
  • 富士フィルム:SUPERIA PREMIUM400(36枚撮り)を7本。
  • 富士フィルム:FUJICOLOR100(36枚撮り)を1本。
  • 富士フィルム:instax miniを20枚。

フィルムカメラ2台体制の場合、10本ほど持って行くと旅先でも安心。もしもの時に備えて、替えの電池も持って行く。

追加購入した大容量のカメラバック。

カメラバックは以前から様々研究している部類なのだけれど、今回の旅で買い増しする事とした。

買ったのは、thinkTANKphoto:レトロスペクティブ30(ショルダーバック) だ。

レンズ付きフルサイズ一眼レフ2機+100-400mmレンズ1本 を収納。

購入に関してのいくつかのポイント。

レトロスペクティブ30
  • 見た目が格好いい。タウンユースで旅行や街歩きに最適。
  • 必要最小限の保護材でごわつきが少ない。
  • 大容量で機材を更に持ち運ぶことが出来るようになる。
  • 開口部が広く、機材の取り出しやすさが増す。
  • 飲み物やお土産などの買い増しに対応する収納。

考えられるデメリットは、容量が増える分、肩への負担が増す。(要対策)

購入後の使用感はピカイチ。私にとってはレトロスペクティブ30が最高の(ショルダーの)カメラバックとして君臨する事となった。大容量にも関わらずとても軽やか。素晴らしく考えられた逸品。

よくレンズ沼やカメラ沼と言われるけれど、それ以上にバック沼のほうにドップリつかっている気がする。ただし、全てのバックを結局状況に応じて使い分けていて、無駄にはなっていないのだけれど。カバンはTPOが大事なので、結構、研究や選択が難しい。

旧奈良監獄はすごかった。

ふと以前から行きたかった旧奈良監獄見物へ赴くことにした。1泊2日の強行軍。それでも旧奈良監獄の迫力は凄かった。ホテル開業前の最後の一般公開。やはり行く価値はあったのだ。その建築美の圧倒的な迫力は、凄まじく、どこを切り取っても絵になる力があった。丁度良く紅葉の時期でもあって、レンガに這う蔦も色づいている。牢獄から見る中庭の紅葉は、受刑者にとっても楽しみであったに違いないと想像したところだった。

映画、「グリーンマイル」や「ショーシャンクの空に」を再び観たくなる衝動。またいつか訪れてみたいところである。

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このコラムの筆者
ZINEえぬたな

"古典は常に新しい"をモットーとして、相続されるべき普遍的な「価値」を次世代へ継承。

個人で編集するZINEをブログ上で運営。「えぬたな」は一つ一つの記事を読み切りとして編集。自らの写真と文章で、ヒトの思いを伝え、世の中の良いモノ、残すべきコトを紹介。

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