活字媒体と映像媒体が、スマホの進化と共により一般化している。vlogというスタイルも近年益々広がりを見せているように思えるし、これからもその広がりを見せるであろうと思える。ブログならスマホで活字や写真は更新できるし、ブイログの映像すらスマホで撮影できる。それも高水準の質を備えているともなれば界隈の技術革新甚だしく、それらの効率性は否応がなく向上している。
iphone13proのカメラで言うところ、手振れ補正やマイク性能、画像処理エンジンなどに至っては、最早問題になる障害も少ない。これらの状況から鑑みるに、スマホによって誰しもが創造性を如何なく発揮することのできる環境が整えられたと言っても過言ではない。寧ろスマホは、宝の持ち腐れとなってしまうかもしれない程、多くの可能性を広げることができる価値を備えた。シネマティックモードならば、ボケみさえも調整することが出来ると言うのだから舌を巻く他ない。
ブイログに必要、便利なvlog撮影機材。
ブイログを撮る際に必要な機材としては、まずもってカメラである。カメラは現代にあってはスマホがあれば十分と言って良い時代となった。もっと質向上を図りたいならば、一眼カメラという選択肢もあるところ。しかしながら、まずは始めてみるに当たってスマホで試してみるというのも一興。
マイクの重要性、低音質から脱却する。
映像の場合には音質にも多少神経を使わなければならないところである。例えば、籠った音質になったり、ポップノイズや風切り音の問題。ボボボボというようなノイズが入ると、最小限度のものであれば良いが、許容範囲を超えてしまえば、そちらに意識を持っていかれたり不快な印象すら抱いてしまうところである。一般的に映像の場合には、低画質であることよりも低音質であることの方が視聴を避けられる傾向にあるとされる。そのため、絵よりも音の明瞭さの方が重要な要素なのである。
そんなマイクの音質で問題になるのが、まずはノイズ対策は捨て置けない。そうした風防のあるなし、それから低音ノイズを軽減させるハイパスフィルターのあるなし、また電源や録音方式などであろうか。風防は製品に同梱されたものもあれば別売のものもあったりする。野外での使用を想定するならば是非とも手にしておきたいアクセサリーである。
またハイパスフィルターの有無もエアコンの室外機のノイズなど案外身近には、普段あまり気にしない物音が存在している。こうした部分は後々音声処理でEQをかけるなどして対策する事も出来るが、録音時にある程度カットする機能がついたマイクも存在している。人間の耳はこうした音を上手に聞き分ける事も出来るが、映像の中では不要な物音は結構気になるものである。
また電源は案外重要で、電池式やバッテリー式などの外部マイクも持ち出し時には有難いが、それらの管理自体も意外に忘れてしまったり、不意に撮影途中で切れてしまったりといった問題が起こる事もある。そんな時にカメラ側から直接電源を供給できるプラグインパワーの製品であれば、こうしたトラブルは起こりづらく、カメラやスマホのバッテリー残量だけを意識すれば良いというのだけでも大きな利点となるものである。ただしこの場合には、プラグインパワー方式にカメラ自体が対応しているかというのが重要な点である。
プラグインパワー方式でカメラのホットシューに装着できるマイクは、中々にお勧めできる。こうしたマイクはカメラだけにとは言わず、スマホでブイログを撮影する際にも非常に便利な製品である。例えばオーディオテクニカ社製のAT9945CMは、ハイパスフィルターも実装されていて軽く、利便性も高い。後発のゼンハイザー社製のMKE200も多くのブイロガーから愛される製品である。いずれも風防が付属している点も嬉しいところ。
マイクをスマホ「iphone」に装着する方法。
上記のようなカメラのホットシューに装着できるマイクの場合には、一眼レフであれば勿論素直に装着すれば良いのである。しかしスマホに装着しようという場合には、スマホホルダーであるとかスマホマウントと呼ばれるようなアイテムが必須となる。これらにはバネ式のものとクランプ式のものが存在しているが、装着が手早いのがバネ式、剛性と安定性が高いのがクランプ式である。この場合、より信頼感の高いUlanz社製のクランプ式の製品などは非常に使い勝手が良い。
勿論ホットシュー付きのスマホホルダーを選択する必要がある。更にマイクをホットシュー付きのスマホホルダーに据え付けるだけでなく、スマホにマイクからのアダプターを接続しなければならないため、マイクロフォンジャックやイヤフォンジャックが無いスマホの場合には、それらに変換するためのアダプターが別途必要となる。Apple社のiphoneの場合には、純正で用意されている。ちなみにスマホホルダーは三脚に装着できるものが一般的で、タイムラプスなどを楽しんだりする事もできる。
自撮り棒と卓上三脚などとの組み合わせも。
スマホで撮影する場合には、自撮り棒ことセルフィーなどを組み合わせることでより映像を差別化させることができる。アイレベルだけの撮影だけでなく、頭上から見下ろしたり、足元から見上げたりするようなアングルによって注目度が上がったりする。
また食事シーンなどテーブルに置いたりするという撮影方法も好い。こうした場面では、邪魔になりにくい卓上三脚の出番である。しかも自撮り棒と組み合わせることにより、通常の三脚を代役することだって可能になる。ある時はローアングル、ある時はアイレベル。そんな風にして定点での撮影も面白い。