新NISAも含めた株式への祈願も込めて、妻が新NISAの招き猫「NISAにゃん張子」を作り上げた。しっかりと念が込めに込められたこの張り子の置物は、我が家にとって特別なお手製縁起物である。
「これにて株ライフの成功は確実!」
新NISAを始めてからというもの、上昇トレンドに則って含み益は次第に増えている。よっぽどおかしな投資をしなければ、きっと今の時勢であれば誰もがプラス運用ができているのではないだろうかとさえ思えてくる。新NISAでは収益に掛かるはずの税、約20%が掛からないということならば、早いうちに資産運用のイロハを学びたい。
さてカップウィズハンドルと呼ばれる成長株投資の実践。その後も上昇を続けており、飛んで焦らして飛んでと繰り返し、あっという間に見事約200円の急上昇。
実はそんなジリジリとした下げ相場に嫌気。せっかちで効率厨な性格が災いし、私は数日ジリジリと下げた時点で含み益があるうちにさっさと投げうってしまった。そう、その資金を他に移しておくだけでも、少しずつ値を上げている現在の日経平均だからこそ。
「機会損失だ。」
と投げうった矢先。生成AIがニュースに取り上げられ、更に株価は急上昇。
「ああ…。あと一日だけでも待っておけば…。」
チャートのローソク足が消えて、上下に飛んでいる事を株用語で「窓が開く」というようだ。また格言として「埋めない窓は無い」とも言われるらしい。この場合であれば、ロケットのように打ち上げられたローソク足は、ジリジリと値を下げながらその「窓を埋める」。そして飛び立つ。これを繰り返しながらも上がっていく株価。ある意味では、素晴らしい教材となった。
これで得たのは、収益よりもっと大きな学び。
動くと待つの絶妙なバランス。やっぱり、売買タイミングが最も重要なのである。