漫遊とは、気の向くままにあちらこちらを巡る旅。それは五感が記憶する道程。ついに自我と対話せねばならぬ時間。
鄙びた温泉街を巡る。はげの湯・岳の湯と「つげ義春の温泉」
鄙ひなびた温泉といえば、漫画家・つげ義春氏を語るほかない。彼は時おり日常から蒸発したくなる欲求があるようで、度々日本全国の湯治場を巡り歩いて…
九州の地酒、酒蔵を巡る旅。日本酒を堪能する。
日本の手仕事といえば、民藝の代名詞のようなものである。しかし食品のような部類に属する手仕事も大いに称賛されるべきものではないだろうか。「うつ…
「手仕事の日本」を訪ねて。用の美に浸る、柳宗悦と民藝品の旅。
思想家・柳宗悦やなぎむねよし氏の著した「手仕事の日本」には、実用の中の美に息づく工芸品が数多く紹介されている。彼はそれを民藝みんげいと呼び世…
鄙びた温泉街を巡る。つげ義春の「貧困旅行記」と杖立温泉。
杖立温泉をさかのぼれば、約1800年ほどの歴史を持つ。昭和には「九州の奥座敷」とよばれ、その歓楽街も賑わいを見せていた。 温泉街の両側には切…