リーボックのインスタポンプフューリー。定番スニーカーの肉厚ソールで、映えるコーデ。

ファッション

Reebokリーボック社のInstaPump Furyインスタポンプフューリーといえば、ハイテクスニーカーとしてはロングセラーのモデル。一般的にも著名な製品の一つで、ナイキエアマックス95と双璧をなすような名品である。近未来を志向した先進的デザインやシステムは、90年代特有の世相を思わせる平成レトロなマインドを感じ得るところである。スリップオン方式でもある事から、履きやすさは勿論、履き心地の良さ、ファッション性も抜群に良い。

1994年の誕生以来、この靴は様々な企業ともコラボレーションし、多くのカラーリングやバリエーションが販売されてきた。その為、リーボック社のスニーカー製品群においては、巷における知名度も比較的高い。そうして、好みに応じて多くの選択肢の中から購入する事が出来るのも嬉しい所である。カラフルなモデルにも特別なる魅力があるが、特にインスタポンプフューリーの中でも定番として支持され続けているのがシンプルなカラーリングでコーディネートし易い「ogオリジナル」のブラックである。

インスタポンプフューリー、歩く道具としての名品。

先進的であれど、奇抜でない。

このインスタポンプフューリーは、先進的構造やデザインに注目されがち。ただし驚くべきは、その走破能力にある。堀が深く立体的なアウトソールのパターンによって、地面に対して効率的に荷重を伝える力があるものと思われる。実際に履いた感覚としては、ガレ場であっても滑るという事が比較的少ない。岩によじ登る際でも三点支持であれば、優れて安定感がある。オンロードを目的としたランニングスニーカーであるにも関わらず、こうした場面であっても優れたグリップ力を実感できるところである。

唯一無二のスリップオン。

濡れた路面は他のスニーカーと同様に苦手とする分野であるが、乾いた路面であればその高い能力を実感できるはずである。更にはこのスニーカーがスリップオンである事を忘れさせてくれるような固定感は、まさに使用者に信頼感や安心感を与えてくれるものである。それから見た目からは想像も出来ぬ程に、優れて軽量である事や疲れにくいクッション性にも好感が持てる。スニーカーがそもそも歩く為の道具として存在している事を逆に思い出させてくれるところなのである。

優れたデザイン、優れた走破性。

脱ぎ履きのし易さという点について比すると、同じくスリッポン式で手放しで履くことが出来るメレル社のジャングルモックジャングルモック2.0のほうに軍配が上がる。同時に足首の固定感などを鑑みて靴として総合的な観点から考察するとインスタポンプヒューリーに軍配が上がる。歩くという行為に関しては、相当に優れた製品である。日常における生活をサポートする道具として、ただただ使い勝手の良いスニーカーなのである。

定番ogのブラックは、カジュアルなコーデに合わせやすい。

歩くという、道具としての存在。

インスタポンプフューリーの中でも定番のOGブラックであれば、特にトータルでコーデも合わせやすい。しかも約3.5cmという肉厚のソールによって足長効果抜群で、スタイルも良く見えるようである。こうした点から鑑みるに、メンズコーデとしては勿論の事、レディースのコーデでも多くの場面で活かすことが出来るアイテムである。このような視点からもカジュアルライクなシーンでは、重宝するスニーカーだ。

フィールドでも活躍する。

この場合、ソールが白であるが故に、さり気無く靴の存在をアピール。視線を誘導できる事で、よりモノトーンなコーデが映えるところ。インスタポンプフューリーは、スポーツやアウトドア、アメカジなどのアイテムと相性も抜群に良い代物。タウンユースで用いる場合においても、軽量で衝撃吸収性に優れていることから都市空間にも適し、コンクリートジャングルに映える。同時にフィールドアスレチックのような場面においても、すっかりと馴染んでしまう使い勝手の良さは魅力。

泥んこ、ぬかるみを歩く。

街中での使用は当然ながらしっくりとくる。アスファルト舗装された道などで使用する分にもその性能の秀逸さを実感できるところであるが、同時に未舗装の路面でも実感するのは、その固定感と軽量感である。何か現代的なデザインが、全体的なコーデを難しくするのかとも思えるが、意外にもそんなことは全くなく、カジュアルなファッションには何にでも合わせる事が出来るのも嬉しいところ。

コーデし易い、インスタポンプフューリー。

足に目を向けると、やはりそのデザインや質感の完成度は高い。システムの肝部分にもなっているポンプチェンバーもいい意味でのアクセントとなっている。よりフィット感を高めようという場合には、このポンプを何度か押し込む事で、空気がアッパーのチューブに注入される。空気を抜く際も、弁をつまむだけのワンタッチ操作で完結。これによってサイズ感の調整も容易に、しかも楽しく行う事が出来る画期的製品なのである。

リーボックとは、またアディダスとの関係。

ハイテクスニーカーを代表する、インスタポンプフューリー。

リーボックは、1900年に誕生したJWフォスター社を起源とする英国のスポーツブランド。1958年に社名を変更し、ガゼルを意味する同名を冠するに至る。1980年代のエアロビクスブームに乗り、一時はスポーツシューズにおける全米売上で1位を獲得する程までに急成長した。2000年代初頭、スポーツブランドとしての世界売上ランキングは、ナイキを頂点として、次点にアディダス、その次にリーボックが並んでいた。

履き心地抜群、機能美に優れたスニーカー。

ところが2005年には2位であるアディダスが3位であるリーボックを吸収合併し、以降はアディダスグループの一ブランドとして生産が続けられている。このような世間に衝撃を与えた業界再編の動きによって、現代におけるスポーツブランドの勢力図としては、1位のナイキと2位のアディダスが圧倒的な地位を築き上げるに至っている。その為、度々リーボックとアディダスのコラボ製品が打ち出されており、インスタポンプフューリーの場合もご多分に漏れず、幾らかのバリエーションが誕生していたりする。

歴史に裏付けられた、信頼。

ちなみにリーボックの創業者でもあるジョセフ・ウィリアム・フォスター氏は、世界で初めてスパイクシューズを開発したとされている。靴底に釘を打ち付けることで、もっと速く走ることが出来るのではないかとの発想が奏功し、実際に同社のスパイクシューズを履いた選手が世界記録を次々と打ち立てている。陸上界においてはこのように、リーボックのシューズを履いた選手が世界記録や金メダルを獲得したことで、その名声を高める契機ともなった。そんな老舗であって、また王道のスポーツブランドなのである。

Reebokのインスタポンプフューリーの外観と使い方。

インスタポンプフューリーの外観。

インスタポンプフューリーは、横からの姿が一番魅力的であるように思える。通気にも優れた解放感あるデザイン。常識的な形状とは一線を画す製品であるとはいえ、佇まいはスニーカー然としていてカッコ良い。スリップオンであるとこからもサンダル的な気楽な取り扱いも可能であるところも嬉しい。それは他のハイテクスニーカーと比しても、片足約357gと著しく軽量であるところからもその恩恵に授かるところである。

インスタポンプフューリーの正面。

正面から見た姿。この靴が搭載した機能性やデザインにおける肝ともいえるポンプテクノロジー。この空気注入用に設けられたチェンバーの存在は、決して悪目立ちすることなくアイコンとしての価値を備えている。履きやすさというスリップオンの長所を最大限生かしながらも、固定感という不得手部分を補うことが出来る革新的機能でもある。

インスタポンプフューリーの後部。

後部に配されたリーボックの刺繍、それを指し示すかのような鋭利なデザインをした補強。履き口のフィット感は抜群で、歩いても走っても何ら支障が無く、使用者にこのインスタポンプフューリーがランニングシューズである事を決して忘れさせることが無い。ソールも約3.5cmと厚めに設定されており、踵などへの負担も少ない。しかも中々に足長効果も得られ、嬉しいところである。

上部と靴底のパターン。

衝撃吸収材であるヘキサライトを搭載し、耐衝撃性や緩衝性も高い。前後で大きく二つに分かれたソール構造となっているが、それが足裏への違和感を感じさせることは一切ない。パターンもシンメトリーなデザイン形状であるが、グリップ力も中々あり、その点が問題になるという事もない。

ポンプテクノロジー、フィット感調整とポンプ使用法。

空気の注入、フィット感の調整。

紐靴に相当する固定感を増す方法。インスタポンプフューリーにおいてデザインの肝ともなっているこのポンプを使用する事で、空気が靴のベロ部分に立体的に仕込まれたチューブに注入され、フィット感の調整を行うことが出来る。オノマトペ的に言えばシュポシュポと何度か押し込む事で、次第にチューブ内に空気が充填されていくのが分かる。

空気を抜く弁で、調整。

空気を入れすぎたり、フィット感を再度調整しようという場合にでもワンタッチ操作で簡単に空気を抜くことが出来る。エアーポンプでもあるチェンバー横、黒い空気弁の真ん中のポッチを押し込む事で簡単にシューッとあっという間に空気が抜けていく。丁度良いところで指を放したり、または抜きすぎても再度空気を注入するなどして微調整すると良い。

インソールが取り外し可能、インソール交換。

インスタポンプフューリーで、あらゆる場所へ。

そしてスニーカーとして何気に重要な機能性の一つが、インソールを取り外すことが出来るという所である。これによってメンテナンス性が向上する。別途に洗う事も可能になるし、スニーカー自体を洗った後に乾燥させる際にも便利である。更には履きつぶしてしまったインソールを買い替えることも出来る。それはつまり、普段から愛用しているインソールと交換する事までも可能としてくれるもの。スニーカーにとってインソールの着脱が可能であることで選択肢も広がるところである。

インソールは、取り外し可能。

例えば、上記のように踵部分の安定性や衝撃吸収性を増すニューバランスのカップインソールRCP150を装着してみたり、若しくは軽量でグリップ性能を向上させるRCP130などへ変更してみるというのも一興である。それによって、更にインスタポンプフューリーの持つ底力、能力の向上が図れるというのは嬉しいものである。

インスタポンプフューリーを洗った後、保管。

洗った後には、乾燥材などを入れるのも良い。

インスタポンプフューリーは通気性に優れているとはいえ、使った直後や洗った直後などには汗や水などの水分を含んでいる。スニーカーはどうしても湿気などが寿命を左右する部分がある。直後には靴用の乾燥剤を挿入してみたり、その後に木製のシューキーパーなどを用いのも良い方法である。

Reebok(リーボック): メンズシューズ
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このコラムの筆者
ZINEえぬたな

"古典は常に新しい"をモットーとして、相続されるべき普遍的な「価値」を次世代へ継承。

個人で編集するZINEをブログ上で運営。「えぬたな」は一つ一つの記事を読み切りとして編集。自らの写真と文章で、ヒトの思いを伝え、世の中の良いモノ、残すべきコトを紹介。

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