極厚リバースウィーブTシャツ。チャンピオン隠れた名作、ヘビーウェイト9.4オンス。

ウェア

チャンピオンといえば、言わずと知れたスポーツ衣料品ブランド。同社はスウェットシャツを発明した企業としても著名。その製品においてはキングオブスウェットと称される程、特許を保持するリバースウィーブという製法と並んで現在でもその呼び声は高い。同様にTシャツにおいてもまた米国製が貫かれたT1011というシリーズは、その質感の良さも相まって熱烈なる愛好者に長年支持され続けている。一世紀を跨いで優れた製品を作り続けているアメリカを代表する老舗メーカーであることは語るまでもないところである。

生地が5オンス以上でヘビーウェイト、またはヘビーオンスと呼ばれるTシャツ。この界隈において、T1011は7オンスと肉厚な生地感が魅力の一つ。しかしながら実は更なるヘビーウェイトTシャツが同社で製造されている。チャンピオンが誇る製法が仕組まれたリバースウィーブTシャツは、圧巻の9.4オンス。それはそれは重厚な生地感が大変に魅力である。一般的なスウェットシャツの重量が10オンス以上程度である事を鑑みれば、その質感の質実剛健ぶりは想像に難くない。それでも絶妙なバランスによって、肩肘張らずに動きやすく、更に心地の良い柔らかな肌触りを堪能できる。まさに隠れたる名作だと言えよう。

定番リバースウィーブTシャツ、陶酔する9.4oz。

リバースウィーブTシャツ、無骨ながら柔軟な着心地。

9.4オンスというヘビーウェイトさは、Tシャツとしては極めて肉厚。スウェットシャツとTシャツが融和したような、それら中間のような新感覚な衣服である。語弊を恐れずにいうとすれば、「Tシャツにらず、トレーナーにもらざるものなり。」ともたとえて良い程に稀有けうなる製品であると思える。しかし、Tシャツとしては10オンス以上のものも市場に存在しているから、必ずしも突飛な存在であるという訳ではないという事も付記しておきたい。

チャンピオンが誇る、リバースウィーブTシャツとは。

信頼に足る、隠れたる名品。

さてリバースウィーブといえば、スウェットシャツにとって欠点でもあった縦縮みを防止する為に生まれた技法。これはチャンピオンと同義語と言えるほどに、有名な技術である。両脇にサイドリブを配することで、横縮みに対しても耐性が施された。このような意匠によって、動きやすさも確保される。そんなリバースウィーブが採用されたTシャツは、綿100%の天竺てんじく素材によって肌触りも良く、通気性や伸縮性に優れている為、とても着心地が良い。

着心地の良い、9.4オンスTシャツ。

しかも重厚な生地であることによって何処へ着て出掛けるにしても、良い意味でラフすぎない上質感があるというのも一興。またこのリバースウィーブTシャツにおいては、生地が極めてヘビーウェイトであるにも関わらず、Tシャツらしく肩肘張らずにリラックスして着こなす事ができる。まさにこの事実は、特筆に値するたぐいまれなる性能であるように思えてくる。良いものを身につけているという感覚、ただそれだけでもう十分に手にする価値と満足感を得る。

リバースウィーブTシャツ種類。スリーブ、ポケT、フィット感など。

リバースウィーブTシャツ、リラックスフィット。

実のところ、一概にリバースウィーブTシャツと言っても幾つかのタイプに大別する事ができる。例えば半袖や長袖、プリントや無地の他にも胸ポケットの有無、それからフィット感など好みに合わせて選択できるのも嬉しいところ。ただしサイズ感については、各モデルで結構に変わる為に留意しておきたい。

長袖リバースウィーブTシャツを着る。

01. 定番リバースウィーブTシャツ(ポケTもあり)

02. リバースウィーブTシャツ(リラックスフィット)

このような無地のスタンダードなモデルの他、プリントや生地感の違いなどで上記以外にも様々なタイプのものが存在する。しかしリバースウィーブTシャツの仕様として、9.4オンスであるものが基本となっている。

浮く、透ける。誰もが、一枚で心配ご無用。

安心感を生み出す、リバースウィーブT。

往々にして少なからず春や夏のコーデで気になるのは、身体の一部が透けたり、または浮き上がったりするところではないだろうか。そのような心配が一切合切に無用になるのが、このチャンピオンのリバースウィーブTである。圧倒的な名品であるチャンピオンのT1011でさえ、このような懸念からは解放されるものであるから、当然にそれよりもヘビーオンスな9.4オンスを誇るリバースウィーブTシャツにおいては更に安心感を得ることができる。ただの一枚で着ているだけで、清潔感のある上質な着こなしが完成する。

リラックスフィットで、慰安旅行。

または誰しもが必ずやコンプレックスというものを抱えているはずである。それが身体的である場合、薄着を楽しみたい季節においても、そうしたものをたった一枚で覆い隠してくれるような生地感があるというのも利点であると言えよう。このように体型を隠してくれるという効果について、一般的なTシャツと比べても圧倒的に大きいように思える。よりクラシカルなボックスシルエット、オーバーサイズ気味なリラックスフィットを選択すれば、尚更に頼もしい存在となるに違いない。

Champion REVERSE WEAVE®Tシャツの外観とサイズ感。

リバースウィーブTシャツの外観。

通常のリバースウィーブTシャツは、基本的には小さめの作り。いつものサイズ感覚で購入するとタイトな印象は拭えない。基本的には、ワンサイズ上のものを選択するか、もっとルーズさを求めるならばツーサイズ程上の物であっても良いように思える。もしくは好みによっては、同じくリバースウィーブTシャツのリラックスフィットのほうをお勧めするところである。こちらは製品名の通り、よりボックスシルエットで楽に着こなすことが出来る。

フラットシーマとサイドアクションリブ。

襟元は通常のリブ。

襟元は、T1011のようなバインダーネックという訳ではないが、縫い目がフラットシーマ仕様となっており、肌触りが良い。素肌へのダメージを軽減させるような工夫が凝らされていて、嬉しい所。また敏感肌にとっても天然の綿素材であることは頼もしい事実である。

両脇には当然ながらサイドアクションリブ。

素材を縦縮みすることに配慮して、生地を横にして織ることでこの問題を解決したリバースウィーブという技術。つまりそのままであれば、通常横縮みという問題が新たに発生するところである。そこでサイドアクションリブを両脇に配置する事で、この横縮みにも対処出来ている。同時にこれによって、動き易さまで確保されるという一挙両得が実現されている。この縫製箇所にもフラットシーマが設けられている事で、着心地に影響はない。

リバースウィーブTシャツのサイズ感。リラックスフィットと比較。

定番LサイズとリラックスフィットMサイズ。

サイズ感については定番モデルとリラックスフィットでは大きな違いがある。定番リバースウィーブTシャツだとすれば、C3-X301のLサイズリラックスフィットC3-T330のMサイズが丈感は殆ど同じである。ただし肩や腕、胴回りなどはリラックスフィットの方が一回り大き目である。比べてみれば一目瞭然。リラックスフィットの場合においては、ワンサイズ下を選択するというのも良い。

長袖リラックスフィットとT1011、サイズ感などの違いを比べる。

紺のリバースウィーブTリラックスフィットと灰のT1011。

いずれも長袖の場合、リバースウィーブTシャツのリラックスフィットのMサイズは、T1011におけるMサイズと殆ど同等。つまりリバースウィーブTシャツの定番モデルであれば、T1011よりも一回り以上小さ目であることが伺えるところ。T1011では7オンス、リバースウィーブTシャツでは9.4オンスという生地の厚みだけでなく、各人の趣向に合わせて、このような部分にも着目しておきたい。

長袖リラックスフィットは、裾にもリブ。

ロングスリーブの場合においては、クルーネックのT1011もリバースウィーブTシャツと同様にリブが付いている。しかしリバースウィーブTシャツのリラックスフィット長袖モデルには、裾にもリブが付いており、極めてスウェットシャツと同様の着こなしが可能になる。薄手のトレーナーとしての感覚で、リラックスフィットの長袖を春夏コーデとして取り入れる事が可能。Tシャツでは寒い、スウェットシャツでは暑い。そんな時期に最適な選択とも成り得る良品。

リバースウィーブTシャツとリラックスフィット、身長170cmサイズ感。

リラックスフィット、身長約170cmでサイズM着用。

身長約170cm、体重約60kgの場合、定番のリバースウィーブTシャツのサイズ感はアウターとして考えると小さ目の作りである。アウターとして用いるならばLサイズが妥当で、この場合T1011でいうところのサイズ感ではMサイズが該当する。リラックスフィットは胴回りや身丈は、T1011と同等のサイズ感で在れど、半袖の場合には腕や肩周りは随分とルーズな作りになっている。この場合は、Mサイズでルーズにビックシルエットとして丁度良く着こなせ、Sサイズであっても問題ないようである。

リバースウィーブTシャツの綿100%、天竺素材とは。

動き易く、快適なリラックスフィット。

天竺てんじく素材とは、平織ひらおりで通気性や伸縮性に優れた素材感である。ニットとも称され、メリヤスまたはジャージー素材と呼ばれることもある。これは単に編み方の名称である。チャンピオンのこのTシャツ生地には、リバースウィーブ®9.4オンスジャージーと呼称されるものが使用されている。これが、綿100%で織られている。この素材感は肌触りが優しく、気持ちが良い事で広く知られている。つまり、生地感は極厚ながらチャンピオン定番のスウェットシャツのようなパイル生地ではなく、一般的なTシャツの生地感で織られているという意味である。

活動的に過ごす、リバースウィーブ9.4ozジャージーで。

例えば有名な日本の下着メーカーであるグンゼが販売して戦後間もなく大盛況となった製品に、メリヤス肌着というものがあった。このメリヤスという呼び方は、一般的に下着類全般に対して用い、アウター衣類全般にはジャージーという呼び方が用いられている。これらを総称したものがニットで、つまり天竺てんじく素材である。生地に対して横方向への伸縮性に特に優れており、動き易さが確保される。通気性にも優れている事から発汗時にも乾きやすい。天然素材である綿の特性でもある、肌触りや吸水性の良さとも相性抜群。

旅先でも重宝する、心地よいリバースウィーブ。

特にリバースウィーブTシャツならば、旅先でも重宝する動きやすさと生地の厚みから生まれる上質な雰囲気が、旅をより面白くする。着心地が良い衣服でラフな佇まい。リバースウィーブTシャツのリラックスフィット、ロングスリーブならば裾にもリブが配置され、本格的にスウェットシャツのトレーナーを彷彿とさせる使い勝手。まさしく最薄のそれと考えて良い程の優れた使い勝手。着用すればするほど、名脇役のような隠れた名品であることを確信する。チャンピオンの青タグや赤タグと同様、一着持っておいて損は無いアイテムである。

リバースウィーブTシャツ。T1011よりクルーネック。

クルーネックで上品かつ、動き易い逸品。

チャンピオンのTシャツ、T1011のモデルにおいてもクルーネックTシャツが販売されている。しかしながら、これと比較した印象としてはリバースウィーブTシャツの方が首元があまり開いておらず、上品な着こなしが可能である。そのような観点から見た場合、T1011はよりカジュアルライクに、リバースウィーブTシャツはそれよりもなおクルーネックで大人しめな印象。一回ひとまわり程度、より首元が締まっているため、一枚で着たときの印象も無骨ながら洗練された佇まいに見えるところも好い。

歩き回り、ガシガシと洗いたい。

ただし肌着としてより首元の詰まったシャツを重ね着するとより上品に着こなすことも出来る。例えばGTホーキンスのサーフシャツなどは相性が良い。アウターとしてリバースウィーブTシャツを着て、その袖口を折りたいという場合においても、インナーにサーフシャツならば邪魔には一切ならないところも好都合。心配になる首周りの汗染みや黄ばみ汚れも軽減されるのは嬉しい。ただ毎回ガシガシと洗い、使い倒したい製品でもあるから、ジャンジャンと洗いに掛けて仕舞えば何ら問題はないところなのであるが。

またアスレチックなスタイルとして、モックネックな下着を着用するのも良い。速乾性に優れた化繊とリバースウェーブTシャツの組み合わせは、抜群に相性に優れる。例えば、アンダーアーマーのトレーニングベースレイヤーUAヒートギアアーマーショートスリーブモックなどは、見た目にも上品ながら爽やかな組み合わせとなる。

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このコラムの筆者
ZINEえぬたな

"古典は常に新しい"をモットーとして、相続されるべき普遍的な「価値」を次世代へ継承。

個人で編集するZINEをブログ上で運営。「えぬたな」は一つ一つの記事を読み切りとして編集。自らの写真と文章で、ヒトの思いを伝え、世の中の良いモノ、残すべきコトを紹介。

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