チャンピオン名品、T1011。定番アイテムとリバースウィーブTシャツ比較。

ファッション

Championチャンピオンにおける定番の逸品、T1011ティテンイレブンは同社のスウェットシャツと並んで著名なカジュアルウェア。このTシャツは、1930年代に誕生してからというもの現在に至るまで長らく支持を集め続け、袖を通した多くの人々の心を着実に掴みとってきた超ロングセラーモデルだ。

その特徴は何と言っても「Heavy Weight T-shirtsヘビーウェイトTシャツ」とチャンピオンが公式に標榜する通り、ドライで肉厚な生地感である。ざっくりとした着こなしに定評がある製品ではあれど、そのシルエットは決して野暮ったくならずに洗練した印象すら持ち得るものである。そのような普遍的な美的価値観は、世代を跨ぎつつも支持される土壌があり、長年盤石に支持され続けてきたことを納得させてくれる。

一枚でキマる着こなし、チャンピオンT1011とは。

野山、駆ける。T1011

通年使用は当然の選択肢であるが、T1011の嬉しいところは一枚でスタイルが完成してしまう所である。勿論季節に応じた着こなしには重ね着も良いが、家でまったりと寛ぐシーンや春夏の暖かなシーズンにぶらぶらと気楽に出かけるシーンでは最良のアイテムと成り得る。上質でありながら肩肘張らないお洒落として、衣装箪笥ワードローブに万年常備しておくのも吉。また半袖から長袖、七分袖など選択肢も用意されており、趣向や季節やTPOに応じて幾通りものコーデを楽しむ事が可能である。

メイドインUSA。透け感が気にならない、7ozの肉厚生地。

ラフだけど、アスレチックなスタイル。

圧倒的に激しい運動にも適するかどうかといえば、現代においてはそれなりの衣類が相応しい事もある。しかしスポーツライクな普段着としては、ドライで動きやすい着こなしでT1011は優れた活躍が期待できる。USAコットンの7ozオンスという肉厚の生地も好印象で、Tシャツ一枚でも透け感に不安になることも無い。それでも決して分厚すぎない絶妙な塩梅、温暖な季節にアスレチックに散歩するという場合にでも快適。使い込めば使い込むほど、洗えば洗うほどに味わい深く、着心地の良さも増していくという経年変化を楽しむことが出来るのもT1011の魅力である。

使い込むほどに、愛着が増すT1011

どのような物でも、長く使う事の嬉しさは格別であるが、そうした事実からしてもジーンズとの相性の抜群。アメカジなコーデには鉄板的に似合う。無骨で耐久性の高い、実用的なお洒落として。チャンピオンの名品T1011とリーバイスの赤耳などのセルビッチデニムなんて選択肢は、実に趣味性の高い着こなしである。シンプルなれどカッコ良い、ラフで実用的な定番スタイルは、多くの場面で重宝すること間違いなし。

散歩楽しむ、日曜日。

このアイテムの魅力は素材、選定、縫製に至るまでメイドインUSAに拘り生産されたというところにも存している。まるでデニムのように頑強な衣服としての信頼感も厚い。これは同じくチャンピオンの名品の一つである赤タグのスウェットシャツにも通じて言える事で、末永く使い続ける事を考えればコストパフォーマンスにも優れた逸品であるともいえるものだ。更には経年変化が楽しみになる道具なのである。

頑強に使い、頑強に洗う。経年変化が嬉しいT1011。

コーデを引き締める、上質なるTシャツ。

T1011はアメカジの定番として重宝できる。アメカジの良さは総じて実用性を兼ねた工業品であるように思える。であるから一張羅として、華奢に扱うというよりは、もっとガシガシと運用していきたい。多少の汚れなんて気にしない。それが却って道具に対する愛着を増す。土埃にまみれ、汗にまみれ、ガシガシと洗濯する。そうして洗濯を繰り返すほどに、生地の繊維はしっかりと密着密集し、更に味わい深さを増すものである。ちなみにガーメントウォッシュ加工によって洗いが施されているため、最初から縮みにくいのも特徴。

動き易い、ラグラン。

頑強タフさを担保しているのは、ただ単に肉厚であるという生地感だけではない。長期使用が想定され、襟首にバインダーネックが採用されている事により、継続的にヘビーローテーションを繰り返していたとしてもヨレなどに成りにくい仕様となっている。またスポーツウェアとしてラグランスリーブが採用されているモデルの場合、肩や腕にかけて着用者の動きを邪魔しない。アスレチックウェアとして開発されたT1011は、そうした点からも高い信頼性が担保されている。

もっとタフに、もっとガシガシと。

インナーなども着用せず、T1011をただの一枚羽織るというだけでスタイリングが決まるのは嬉しい。例えば夏、汗を沢山かいてしまったとしても、どんどん洗濯機に放り込んで行けばいいのである。前述する通り、寧ろその方がT1011の味わい深さは増していくのだから。時には街を歩き回ったり、時には野原を駆け巡ったり。気持ちの良い人間生活を謳歌できる、それがこのTシャツの魅力のようである。

夏コーデの定番白T、気になる乳首の透け感。全く無し。

太陽の光を浴びても、1枚で全く透けない。

涼し気で爽やかな印象が期待できる白Tは、夏の定番スタイル。ただしこのコーデの場合に気になる問題点は、乳首や下着の透け感である。勿論インナーにベージュ系の肌着を身に着けるという方法もあるが、やはり暑い夏であるからこそ、サラッとした一枚で着こなしたいという願望もある。そのような欲張りな着心地を実現してくれるのが、チャンピオンT1011だ。そうして清涼感、清潔感の塊、半袖白Tを積極的に用いたシンプルな着こなしをもっと楽しみたいところ。

カジュアルで、爽やかな着こなしも容易。

例えば、デニムパンツとサラッと合わせた時の清々しいカッコ良さは特筆に値する。なんといっても圧巻の良質さが否応が無く雰囲気として漂う。ガーメントウォッシュ加工特有のムラ感、USAコットンが醸し出すドライ感、その全てが見た目にも手に取ってみても矢鱈やたらと心地よいのである。まさにこのチャンピオンが生んだ名品は、1930年代より改良を経ながらも到達したヘビーウェイトTシャツとしての金字塔。その歴史の意味を着る者すべてに感じさせ、あるいは納得させてくれる。

春夏コーデのみならず、通年着こなしたいT1011。

年中着まわせる、嬉しさ。

勿論、一枚でも完成度が高い製品だとはいえ、春夏秋冬と通年使用も期待できる。重ね着した際のインナーウェアとしてもドライな肌触りが気持ち良い。無地のT1011であれば特に多くの場面で重宝する。厚手な生地感であることも重要で、健康診断でX線検査なんて使い方も利便性が高いのではないだろうか。思い返してみれば、多くの場面で無意識的に手に取ってしまう製品。ただの一着だけでも保持していると、ただそれだけでい。

Champion T1011/ティーテンイレブンの外観、サイズ感。

7分袖のT1011、外観。

このラグランスリーブのタイプはかっちりと着こなすというより、もっとラフ感のあるコーデと相性が良い。サイズ感としては体重約60kg、身長約170cmという中肉中背の男性の場合、ピッタリと丁度良いのはMサイズビッグシルエットに着こなしたい場合には、Lサイズであっても申し分ない。

C5-P404などに採用、動き易いラグランスリーブ。

ラグラン袖が特徴のT1011

スポーツやアスレチックウェアの特徴でもあり、肩や腕回りの可動を邪魔しにくいラグランスリーブが採用されたT1011。動き易いという生活において重要でありながら、無意識的な部分の快適さを手にすることが出来る。またサイドに縫製部が無いように設計された丸胴仕様であることも、このTシャツの特徴である。

ヨレ難い、バインダーネック。

タフな使用にも耐える、バインダーネック。

縫い目が気にならず、スッキリとしたバインダーネック。頑強な作りでありながらも、柔和な肌触りを実現している。洗濯を繰り返したり、長期使用に際しても、型崩れなどの経年劣化もし難い。トコトン着て着て着まくり、何度でもガシガシと洗濯を繰り返したい。白の場合は特に、首元の黄ばみ汚れなどが目立たぬように頻回に洗っておきたいところ。そんなときに、この仕様は大変ありがたいもの。

トリコロールカラーのタグ。裾のものは切るのも良し。

アメリカ製の文字。

T1011の襟に縫い付けられたタグは、トリコロールカラー。「HEAVY WEIGHT JERSEY」と「MADE IN USA」の文字も記載されている。良いものを所有するという何よりの喜びを満たしてくれるタグ。

裾部分の切り取ったタグ。

裾部分にもタグが付いたものである場合には、下に垂れ下がる。その為、裾を出して着るというよりはボトムスにタックインして着こなすというのも良い。上記の場合には、裾のタグを切り取った後。

袖口、チャンピオンのアイコンマーク。

チャンピオンのアイコンマーク。

勿論ながら、どのモデルの場合においても袖口には定番のチャンピオンアイコンマークが縫い付けられている。ただしチャンピオンスウェットによく備えられた胸元のワンポイントマークは無く、袖口だけに控えめに存在している所も好い。

T1011とリバースウェーブTシャツC3-X301を比較。

リバースウィーブTシャツ、C3-X301

サイズ感の違いとしては、基本的にチャンピオン製品はMサイズが丁度良く、T1011においても同様に考えて良い。しかしながら、リバースウィーブTシャツの場合はワンサイズ大きめのLサイズで、ピッタリとした着心地ツーサイズ上であっても何ら問題ない程にタイト。例えば、T1011のMサイズとリバースウィーブTシャツのLサイズを同等のサイズ感であると見做しても良いような印象である。一枚で着る場合やゆったりとした着こなしが好みである場合には、普段よりもツーサイズ上を選ぶ方が無難であろうか。

品名T1011(ティーテンイレブン)リバースウィーブTシャツ
型番C5-P404C3-X301
イメージ
生地の厚さ7ozオンス9.4ozオンス
生産国アメリカ製中国製
サイズ感通常小さめ(タイト)

さて、いずれもTシャツとしては、しっかりとした厚手の生地感。一枚であっても全く持って透け感が気になることも無い。リバースウィーブTシャツは、購入直後ノリがしっかりと付いており、パリッとした状態で梱包されている。その為、着用前に一度洗濯してから使い始めるのも良い。ノリが落ちてしまうと、柔軟良質でドライな質感を感じる事が出来て格別。

動き易く、着心地が良い。

リバースウィーブ特有の縦横の伸縮性も抜群に機能性を向上してくれているのが分かる。ちなみにいずれの場合も強めのガーメントウォッシュ加工によってユーズド感も味わえる。リバースウィーブTシャツの着心地の良さとしては、Tシャツとして最強の部類。それは寝巻にしても良いくらいに気持ちが良いのである。9.4ozという重厚な生地感を感じさせない程の軽快さを保ちながらも、その生地感によって上半身、肩や背中が冷えにくく、夏場に冷房の効いた室内などでも一枚で過ごし易いというのもポイント。

フラットシーマ、リバースウィーブが採用。

そんなC3-X301にも採用されている、チャンピオンの代名詞と言っても過言ではないリバースウィーブという技術。洗濯による縦縮みという問題を解決に導いた革新的技術で、生地を横向きに使用。更にエクスパンションガゼットと呼ばれる両脇部分に伸縮性のあるリブを大胆に配置することで、横縮みの対策も為されている手法。リバースウィーブTシャツの切断面にはフラットシーマという縫製法や天然素材の綿が100%用いられている事によって、素肌へ直接触れた際の違和感も最小限に軽減してくれている。

レビュー:T1011で、良質さが香るアメカジコーデ。

重ね着も楽しい。

一枚だけでコーデが完成するT1011。ただ単純にヘビーウェイトなだけではなく、上質さを否応が無く実感する事が出来る衣服である。良い意味で一般的なTシャツに感じ得るイメージを払拭してくれる。春夏秋冬ただクローゼットに忍ばせておくだけで良い。何時だって重宝する着回しのし易さは、一年を通して衣替えが必要ないというのも嬉しいところである。

T1011にも採用されているモデルもあるラグランスリーブは、動き易いという利点もあるが、ビッグシルエットや七分袖との相性も抜群に良い。勿論、ピッタリの着回しもお洒落であるが、ゆったりと着たざっくり感も捨てがたい魅力である。夏の装いとして、デニムなどを合わせる事で、上下のコーデが完成する。そんな風に単純な着こなしでありながら、USコットンの上質さを感じる事が出来るのは、T1011の特権ともいえよう。

ヘビーウェイトTシャツ、T1011の特に優れたところ。

T1011の優れたところは、やはりその生地感。Tシャツとしては、7ozと非常に厚い部類の生地感ながら絶妙に着心地が良い。USAコットンの上質さは肌触りの良さを含めて、ドライな着心地が病み付きになる。一枚で羽織る。それはT1011にとって最高の着こなしであるように思える。着用者にとっては、ただ楽を極めていながら、傍目から見れば、その醸し出される上質さを感じ得る。たったそれだけで、T1011を持っている事に価値を見出すことが出来る。

その素晴らしい生地感は、使えば使うほどに、洗えば洗うほどに経年変化によって風合いを増していく。そんな面白さを感じながら、長い年月を共にすることを可能としてくれるという耐久性も魅力的である。良いものを持つ喜び、長い時間を共にする喜び、たったそれだけのことなのにT1011がより尊いものとしての存在感を帯びていく。そうして少しずつ愛着が増し、唯一無二の価値を備える。

T1011の苦手とするところ。

何度でも述べるように、ガシガシと使って、いくらでも洗う。そうした着こなしは、T1011にとって存在意義を感じさせるものである。ただし、激しい運動で多くの発汗、もしくは洗濯によって濡れた場合。分厚い生地感も相まって、通常の薄めのTシャツと比して乾きにくいというのは、苦手とする特性。こうしたことを考えると、梅雨時に毎日使用する場合には、洗い替えも考えるべきであろうか。

天然素材のUSA綿ならではの肌触りの良さは格別であるものの、激しい運動にて発汗した際などでは、化繊のもののほうがドライに運用する事が出来るというのは当然の事柄でもある。


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このコラムの筆者
ZINEえぬたな

"古典は常に新しい"をモットーとして、相続されるべき普遍的な「価値」を次世代へ継承。

個人で編集するZINEをブログ上で運営。「えぬたな」は一つ一つの記事を読み切りとして編集。自らの写真と文章で、ヒトの思いを伝え、世の中の良いモノ、残すべきコトを紹介。

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